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2021
13
Mar
大阪店
シングルステッチ丈詰めの様子
こんにちは!
先週はピン芸人の”R-1グランプリ”アツかったですね!
ゆりやんレトリィバァさんの優勝!ふざけながらも大泣きする姿に思わずもらい泣きしてしまいました。
個人的には、森本サイダーさん、高田ぽる子さん推しでしたが、
しばらく録画を見まくる日々になりそうな木下です。。なんそれ!(byZAZY)
さて、本日シングルステッチの丈詰めをしていたのですが、
せっかくなら”丈詰め実況ブログ”と題して、
「普段どんな感じで縫っているのか」を書こうかと思います。
桃太郎ジーンズでは丈詰めの際、2種類のミシンを使い分けているのですが、
皆さまご存じでしょうか?
まずジーンズを丈詰めする際、”ユニオンスペシャル”というミシンを使います。
特徴はチェーンステッチといって、このように下糸はチェーンのようになっています。
イメージとしては、
上糸は止めるように、下糸は編み込むように縫っているのが特徴です。
そして、今回紹介するシングルステッチですと、
両方から止めるように、同じペースで縫っているのが分かります。
この、チェーンステッチとシングルステッチを比較すると
こんな感じで違ってきます。
↓ 左側がチェーンステッチ、右側がシングルステッチ
ミシンの構造がそれぞれ違うため、それぞれ使い分けて丈詰めをする必要があります。
ちなみに裾の幅も変わってるのをお気づき頂けましたか?
何故こうなるかというと、これもそれぞれのミシンの特徴で変わっているんです。
チェーンステッチのユニオンスペシャルでは、
”ラッパ”と呼ばれる生地を挟み込んでくれる部分があります。
イメージで言うと”縫い代を勝手に織り込んでくれる”ような役割があります。
ちなみにこの”ラッパ”の巻き込み部分の幅は、個体差はありますが「約1㎝」と決まっている為、
”ジーンズの裾が「約1㎝」で仕上がる”という仕組みになるのですね。
対して、シングルステッチのミシンはというと、、、
”抑え金”という生地を縫っていく時にズレないよう抑えてくれる金具はありますが、
特にラッパのようなものはありません。
つまり、”人の手で調整”すれば”自由に裾の折り幅を調整できる”という事になります。
家庭科のミシンをイメージして頂けるといいかもしれません。
なので、下記のようなパンツはシングルステッチで仕上げさせていただいております。
ちなみに店頭でシングルステッチの丈詰めをする際、ジーンズの丈詰めよりも長めに時間を頂いております。
何故時間がかかるのか? こんな手順がございます。
①カット
②アイロン
③縫製
④仕上げアイロン
⑤完成
と、ざっくりの手順はこういった感じですが、チェーンステッチと大きく違う所は”アイロン”
ラッパのように自動で縫い代の癖付けが出来ないので、こちらも手作業で行います。
そして綺麗に仕上げるにはこの”アイロン”がミソなので、時間が必要となってきます。
シングルステッチ奥深し!
改めて、丈詰めにも色々あるものですね。
”丈詰め実況ブログ”お楽しみ頂けましたら幸栄です。ではまた次回に。
大阪店 木下
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